diary

組立-対話

第三回、エル・グレコ編が公開されました。http://kumitate.org/dialog/dialog6.html

『ART CRITIQUE n.03』所収の対談「絵画を動かす」について、まとまった感想を頂きました。 明晰な理解に感謝します。 Watanabe kazutakaさん window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; i…

組立-対話

シャルダンの回(前編・後編)が公開されました。 他、おまけとして永瀬恭一さん筆のVOCA展評から美術の制度や市場・批評について。http://kumitate.org/dialog/dialog3.html http://kumitate.org/

組立-対話

先日公開した永瀬恭一さんとの対話について、思いがけずいくつかポジティブな反応を頂きました。ありがとうございます。 櫻井拓さん http://twitter.com/sakurai1031/status/282824830850564096http://twitter.com/sakurai1031/status/282826721433096193htt…

対象を要素的な概念に還元し、思考する態度が本質主義を解体したとされる。時代を俯瞰して見た時には、それが近代であると感じられもする。しかし、そのことに居直るのはあらゆる立場を超えて欺瞞である。作家はそのことにこそ、抵抗しなければならない。

工学的な計算によっては、コンクリートによる巨大なパネルでさえも、巨大なボルトによる制御可能な材料として取り扱われる。しかし、一旦事故が起きればそれは、生身の人間にとって制御不可能な地獄として出現する。全ての近代的構築物は同じ条件によって規…

ERASED DE KOONING DRAWING ROBERT RAUSCHENBERG 1953

何を買うかということを消費者が主体的に決めてゆく、消費によるボイコットに問題があるとすれば、それは消費の自由を享受できる層に可能性が限られる点だ。多くの消費者は、1円でも安い商品を求めて行動せざるを得ない状況に置かれている。そこに選択の自…

輸出大企業優遇増税

輸出企業、大企業優遇の消費増税。中小と内需(消費者)は大打撃。衰退してゆく国で、政官財は結束して保身を強めてゆく。造反・離党騒ぎに騙されてはならない。それは八百長相撲に過ぎない。ここまで虐げられても、まだ有権者は眼を覚まさないのだろうか。…

セザンヌ

外語大で行われたセザンヌのシンポジウムを聞きに行った。飛田給駅についてトイレに寄ったら、トイレの前に子供連れの家族がいた。子供を抱いていたお母さんは子供をお父さんに預け、お父さんは多目的トイレへ、お母さんはすぐさま男子トイレの個室に直行し…

花の命は短い。咲けば人が集まり、散ればもう誰も寄り付かない。 桜の前に木蓮が花をつけ、一足早く散っていた。 DM制作など。 「レイモンド・ウィリアムズ研究第3号」(レイモンド・ウィリアムズ研究会)と『虚空へ向けて アドルフ・ロース著作集1』(ア…

神保町で書籍二冊購入。路地と人で吉田和司の「吉田事物屋」を観る。割と長い感想を書いたのだが、残念ながら消えてしまった。記憶を元に復元を試みたが不可能である。しかし、観るべき展示なので、観た事実をここに記す。 photographers' galleryでアンコー…

光より速いニュートリノ観測=相対性理論と矛盾―名古屋大など国際研究グループ

名古屋大や宇都宮大、神戸大などが参加する日欧の国際研究グループは23日、質量を持つ素粒子のニュートリノが光よりも速く移動するとの測定結果が得られたと発表した。 アインシュタインの相対性理論は、質量を持つものは光より速く移動することができないと…

重力に依存し、プレートの速度に依存し、気象条件に依存していたにも関わらず、自らが自律し得るという根拠無き傲慢こそが原発事故を引き起こした。同様の傲慢は、様々な場所で確認することができる。 国立新美術館でワシントン・ナショナル・ギャラリー展。…

新聞より

ギリシャの映画監督アンゲロプロス 繁栄、まやかしだった 地中海世界に危機感 http://mainichi.jp/select/world/news/20110810dde012200033000c.html 「死の列車」を行く 中米移民物語 http://mainichi.jp/select/world/news/20110808dde007030007000c.html …

地方農村を貧困から救いたいという問題意識が、柳田国男の学問には存在した。東北の寒村で語り継がれる物語の中に、柳田が見出したのは、中央が信じ、自分たちに押し付けようとする神を、表向き受け入れるかにみせて、実は昔から身近に存在したカミこそを信…

指物師

http://lib.ouj.ac.jp/koshashin/sashimonoshi.html 無駄のない道具の配列。 無造作でありながら精確な所作。

エコロジー運動とは、必然的に反自然としてのエコロジー運動である。文明が自然と共生することはありえない。自然との絶えざる闘いの渦中においてのみ、束の間の自律が顕われる。

承前

管理、保守責任は当該企業にある。とはいえ、原発の建設と運転が一企業によってのみ行われてきたというのは、東電が株式会社であることを前提とした建前であって、実際は政官財が一体となって地震国に多くの原発が作られてきた。そこでは、選挙においては少…

福島原発に関する補償問題について。日本の電力会社は独占企業に近いため、価格決定権を持っている。国が電力価格の値上げを厳しく監視しなければ、一企業による補償と、税による国民負担との境界が曖昧になるだろう。独占企業による電力価格の値上げは、効…

3月24日毎日新聞夕刊「特集ワイド:巨大地震の衝撃・日本よ! 文芸評論家・秋山駿さん」 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110324dde012040051000c.html 新聞(活字)発の良記事。こういうものは、web発では読むことが難しいだろう。

(生き死にの問題など)全てを超越した議論は信用できない。それは、論理においては無謬であるが、いま現在苦しんでいる者への視点が決定的に欠けているからだ。我怯えるがゆえに我あり、で一向にかまわない。怯えなくして他者への共感は不可能である(死を…

言葉を発するということが、他人の言葉を発することに他ならない時、人は何を語ることができるのか。危機においては、自律的な言論そのものの危機が明白となる。暗闇の中で、人間は情報を伝達するための純粋な媒体になりきると同時に、そのことに抵抗しよう…

毎日新聞の記事

米国:芸術家の卵、NY離れ 景気回復遅れ、家賃高止まり 「工房維持できない」 http://mainichi.jp/select/world/news/20110218ddm007030038000c.html ニューヨークにおいて、芸術・文化によるジェントリフィケーション(都心部の再生のための高級化)が飽…

遠方よりお越し頂きありがとうございます。ギャラリー・アニータでの、上田和彦 片岡雪子展、残り4日となりました。ご高覧の程、よろしくお願い致します。 永瀬恭一さんより、ご感想を頂きました。 http://d.hatena.ne.jp/eyck/20110217

twitter作品評

13日で終了した絵兎展への出品作品について、永瀬恭一さんがtwitter上で作品評を書いてくださっている。http://d.hatena.ne.jp/eyck/20110212 一回の発言が140文字に制限されているために、評の全体を見渡してみた時に、文に独特のリズムが生まれている…