(生き死にの問題など)全てを超越した議論は信用できない。それは、論理においては無謬であるが、いま現在苦しんでいる者への視点が決定的に欠けているからだ。我怯えるがゆえに我あり、で一向にかまわない。怯えなくして他者への共感は不可能である(死を思えなければ、存在を思えない)。自己が滅んだ後にも他者は存在する。そのことに希望をもつこと。芸術はそこに発生する。


 書籍「組立」の売上の一部が、東北関東大震災義援金として寄付されたそうです。
 http://d.hatena.ne.jp/nagase001/20110322/p1