鷹見明彦氏のこと

ある美術評論家アーカイブをめぐって――文化財情報資料部研究会の開催(東京文化財研究所
 
2005年に京橋のPUNCTUMというギャラリーで初めての個展を開いたとき、美術評論家の鷹見明彦氏が観にいらしたことがあった。作品のコンセプトや当時興味のあった作家のことなどについて、随分と長く話したのを覚えている。まだキャリアの浅かった私の個展にも観にいらしたくらいなので、相当の数の展覧会を観て歩いていたのだろうと思う。その時にも、何かの展覧会の企画をしている雰囲気だった。鷹見氏が「また連絡する」と言って会場を出たきり、再びお会いすることはなかったが、何かに突き動かされるようにして、現場を観て歩いていた美術評論家の佇まいが、ずっと心に残っていた。

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」

政治的な展覧会を組織する際は、高度なコンテクスト性や抽象性が要求される。

まずもって、展示技術のレベルにおいて、「メタな視点」がどこまで確保されていたのか、検証が必要だろう。

単に、展覧会を中止するのではなく、作品や展示の分析(実地検証)を行いつつ、賛成派・反対派を交えてシンポジウムを開く位のことがなされるべきではないだろうか。

 

フレキシブルアート展

下記の展覧会に出品します。
ご高覧の程、よろしくお願い申し上げます。

フレキシブルアート展
2018年12月11日(火)〜12月22日(土)
ギャラリエアンドウ
渋谷区松濤1-26-23
11時30分ー19時
日曜・月曜休廊
tel 03-5454-2015

http://www.ando-tokyo.jp/

観念と抽象

uedakazuhiko2018-09-27


本日より、「観念と抽象」展、無事に始まりました。
絵画、映像、インスタレーションを含む、充実した展示になったと思います。
ご高覧、よろしくお願い致します。

また、本展に併せて展覧会と同名のテキストを書きました。
こちらは、私が本企画展のテーマを構想したときに考えていた内容を理論化した論考であり、今回の展示の内容とは直接的には関係していません。

ジョージ・バークリの物質否定論をヒントに、観念と絵画イメージとの関係性から、抽象的な精神の場が発生する萌芽へと触れ得るような序説的内容です。

仕様はA4版、8ページ、モノクロ印刷、限定100部、500円(1部)です。
会場にて、販売しておりますので、是非お手に取ってみてください。


企画 上田和彦 ・出展 鈴木雅子 「観念と抽象」
2018年 9月27日(木) -10月14日(日)
開廊 : 木 金 土 日 12:00 -19:00 / 閉廊 : 月 火 水
上田 x 鈴木 トーク: 10月6日(土) 17:00 – (無料、予約不要、定員15名程度)、懇親会 : 10月6日(土) 19:00 – (500円)

土日画廊、東京都中野区上高田3-15-2
TEL/FAX 03-5343-1842
http://donichigaroh.com/
西武新宿線新井薬師前」より徒歩5分
JR・東西線「中野」北口バス (7分)で「新井薬師駅」下車
JR・大江戸線東中野」/東西線「落合」から徒歩15分

展覧会に出品します。


時のかたち展

2018年7月23日(月)〜29日(日)
10:00〜18:00(初日のみ13:00開場)

横浜赤レンガ倉庫1号館2F
TEL 045-211-1515

http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/spot/details.php?bbid=184