2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

画廊をみて歩く

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秋山画廊で祖母井郁展。ギャラリーの空間に対しては、小ぶりの立体造形が3つ配置してあるさっぱりとした展示で、一見さっと見れてしまいそうな印象だが、ゆっくりと細部の素材感に目をやっていると、立体の外側の空間に横顔の形が浮かび上がってくる。どの…

絵画を制作していると、道中で当然破綻する。破綻の中にも良い破綻と悪い破綻とがあって、なしくずしに悪い方へ進んでしまうと、実際はそうではないのだが、徒労感だけが残されるようでなかなか筆を置くことができない。反対に、結果的に画面を破壊したこと…

六本木クロッシング2007:未来への脈動

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割引券を頂いたので、「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展を観にいった。1989年に起こったベルリンの壁崩壊によって、社会主義体制が終焉を迎え、同時に既存の資本主義社会が高度化していったことに呼応するかのように、純粋芸術という枠組…

線路脇の店で友と、これまでのこと、これからのことについて語らう。 猫の眼のように光る、巨大な半月を観ながら家路につく。 夜の冷気に包まれていても、酒を飲んだせいか寒さは感じない。