2009-01-01から1年間の記事一覧

零のゼロ2009大分市アートプラザ内 1FギャラリーA+2Fアートホール 2009年12月21日〜12月27日 9:00〜19:00(21日はプレオープン16:00〜20:00、最終日は17:00まで) http://www.art-plaza.jp/data/access.html

西 日 差 す 日 の あ た り た る 枝 も あ り

水 澄 む や 小 さ き 墓 を 訪 ね を り

花 一 輪 働 き 蜂 の 姿 あ り

彼 岸 花 茎 青 々 と 陸 の 蓮

味 噌 の 無 い 湯 豆 腐 の 夕 餉 か な

明 け 方 に 奇 怪 な 夢 の 気 配 あ り

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ギャラリエ アンドウで岡崎和郎展。岡崎氏の多くの作品には、版の思想とでも呼ぶべき内実があり、そのことが、作られるオブジェクトに完結性を与えつつも、同時にメビウスの帯のような区別的認識の不可能性を持たせている。今回の展示は「黒い雨」がテーマで…

紫 陽 花 も 立 ち 枯 れ ゆ く や 上 り 坂

篝 火 に 照 ら さ れ 日 々 を 偲 ぶ か な

遠 き よ り だ ん だ ん に な り 鈴 虫 の 音

夏 の 果 夜 更 け て 虫 の 静 な り

葉 の 裏 に 隠 れ し 蜘 蛛 の 気 取 り か な

宵 寝 し て 星 月 夜 に な り に け り

緑 炎 ゆ 昏 き 世 に 咲 く 立 葵

向 日 葵 や 蜜 蜂 の 顔 の ご と く な り

風 吹 け ば ア ス フ ァ ル ト に 立 つ 油 蝉

寒 暖 の 空 二 元 論 秋 近 し

朝 顔 の 野 に 自 生 す る 真 昼 時

各 駅 に 取 り 残 さ れ し 日 暮 か な

驚異の部屋へようこそ!展

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町田市立国際版画美術館で、「版画がつくる 驚異の部屋へようこそ!」展を観た。主だったものを挙げると、『時祷書(ローマ式)』「横道十二宮と人体の対応図」16世紀初頭、金属凸版、手彩色。ショイヒツァー著『神聖自然学』18世紀前半、銅板。ミルトン…

客人来ル。

立葵が真白い花を付けている。明るい緑色の葉には、蟻が忙しそうに這い回り、花々には一匹の蜜蜂が順々に巡回している。まだ蕾が開きかけた花が多いせいか、蜜蜂は、なかなか花冠の中へと入ることが出来ずに、花先に微かに触れながら、糸で引かれるようにし…

「上田和彦 Investiture Controversy」(A-things)は無事に終了しました。ご来場頂き、ありがとうございました。 坂中亮太さんと永瀬恭一さんがレビューを書いてくださいました。 ●http://d.hatena.ne.jp/Ryo-ta/20090613 ●http://d.hatena.ne.jp/eyck/2009…

上田和彦 Investiture Controversy 2009年5月20日(水)-7月19日(日) A-things http://www.a-things.com/exhibitions/exhibitions.html 会期中に展示替えがあります 前期 5月20日(水)-6月14日(日) ・ 後期 6月17日(水)-7月19日(日) 営業時間 13時-…

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ART TRACE GALLERYにて境澤邦泰展。以前よりも画面全体からプロセスの豊かさが垣間見えており、画面に厚みを感じた。狭い色彩の幅の中で、筆触の精度を上げてゆくような制作の仕方なので、筆触が飽和状態になって筆が置かれた作品や、画面が分厚いグレーで覆…