2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鶴見俊輔 永遠の感覚

虹を見たとき、心が跳ね上がる永遠は価値観が発生したときに生じるそれは、霊魂不滅の生きられた感覚Exactness is a fake.公理の体系は作られたものだ

アントニオ・タブッキ「わが友人、忠彦」

http://sowwwt.suac.ac.jp/~hidedoi/001_004_tabucchi.pdf 文章のなかで、自分は小津ではないと語っているが、飾らない素朴なタイトルは、深い友情を表すのに十二分の効果をあげている。

小鍛冶白頭

NHK古典芸能への招待、宝生流の能楽「小鍛冶」(白頭)は圧巻だった。帝の勅使による命で劔を打つことになった小鍛冶だが、自らの技量に沿うような相槌がいない。稲荷明神で祈りを捧げ、相槌を所望すると、どこからともなく童子が現れる。童子は小鍛冶を励ま…

二つのシンポジウムの文字起こしを一部担当している。これがなかなか面白い作業で、論点は下に貼り付けたお二人の発言に集約されているかと思うが、個人的には語り手の語り方の癖を明晰に意識することができたのが収穫だった。これは、録音を聞くだけではダ…