2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ウミヒコヤマヒコマイヒコ』油谷勝海監督

舞踏家の田中泯が、インドネシアの島々を巡りながら自身のダンスについて再考しようとする、ドキュメンタリー的なロード・ムービーである。旅の始まりで田中は、子供達の発作的なダンスに衝撃を受ける。それはまるで、生まれたばかりの稚魚が、自身が未だ世…

北川裕二展 maru gallery

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会場に入ると、彩度の高い色彩がびっしりと張り付いた、小振りなサイズの作品が壁面に整然と並べられており眼を引かれる。北川氏の作品は、デカルコマニーや版画の技法などが複数組み合わされて制作されている。まず一枚目の紙に、オイルパステルによって数…

花と色彩とはひとつのものではない 「ホーム」から溢れ出て鈴なりに落ちてゆく人々 今では使われずに残された私書箱に 到来させるための身振りだけが連なる

モネ大回顧展 国立新美術館

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印象派は、それまでの絵画を規定していた規範からの逸脱と、その修正の歴史であった。まずマネが既成の絵画的文法に違和を唱え、後進がそれに続いた。モネも、1868年の「ゴーディベール夫人」と題された全身像では、マネ的な方法で絵画の平板さを強調し、唐…

下記の事由により、現在作品が展示されております。 お近くにお寄りの際には、足をお運びください。 「マエストロ・グワント入賞者による展覧会」2007年四谷アート・ステュディウム コンペティション マエストロ・グワント二次審査のために展示された 入賞者…