世界一周記念日。日米航空協定により、1967年まで長らく日本が世界一周航路を持てない期間が続いていた。戦後、航空権益に強くこだわったアメリカだが、半世紀後に大規模な航空機テロを受ける日が来ることまでは予想していなかっただろう。その時点から、軍事的にというよりは、航空機生産を基礎とした経済的理由の占める割合いが大きかったのではないか。アメリカや中国のような戦略国家にとって、国益がビジネスに関わるものであるということは明確である。フランス人から、空虚な中心を持つと評された国においては、所有権の分有という考え方は似つかわしくないと言えるのかもしれない。

月が明るく大きいせいか、夜でも雲がよく見える。日本列島のような形の雲や、菱形の細い縁取りを持つ、中央に大きな空白のあいた雲などを見つける。今日は、西日に側面を照らされた千切れ雲も見かけた。