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田幡浩一展（ギャラリー小柳）
青山大輔展（藍画廊）
市口清一展（ギャラリー現）
　展示に足を運んで、昨年お亡くなりになったことを知った。遺作展だった。１５日から目黒区美術館　区民ギャラリーでも展示が始まるようだ。早見尭氏がパンフレットに「ナチュラル・アブストラクション」という文章を書いている。
今村遼祐展（資生堂ギャラリー）

　ギャラリーなつかに置いてあったパンフレットで、高浜利也という作家を知った。「Lotus Pond」というシリーズが面白そうだ。×状の線が増殖し、画面の平面性を確定してゆく。局所的な場において、筆によるタッチが偏差によって臨界点に達すると、その塗りつぶしが蓮の花の開花として現象する、ように見える。

物故作家洋画展（至峰堂画廊）
　鳥海青児の二十代の頃の作品や藤島武ニの風景画、梅原龍三郎の花の絵など。それぞれに油絵具の使い方がよく研究されていて良かった。