BATTLEFIELD『マハーバーラタ』より-戦い終わった戦場で-
新国立劇場で、ピーター・ブルック演出のBATTLEFIELD『マハーバーラタ』より-戦い終わった戦場で-を観た。
戦争、殺戮、贖罪、生命の円環。
基底音たる太鼓の響き(時間の表象であると共に目前に広がるガンガの流れが彷彿として浮かび上がる)と役者の身体・身に着けた幾枚かの布によって、死の運命を司る小さき蛇から、少年の体内に広がる入れ子状の宇宙までを雄弁に描いている。
よく練られた脚本と、よく訓練された身体・発声があれば、いかなる舞台装置よりもイメージを喚起させうる(的確に計算されたライティングが脇を固めているのは当然として)。演劇の王道。しかし、時間の先端においてこれを達成し続けることの苛烈さが偲ばれる。
[art]ミホミュージアム訪問―コレクション展から見えるもの
バーネット・ニューマン展について、永瀬恭一さん、三松幸雄さんと共に収録した音声の続編です。
1. コレクションと建築
2. 知性の形について
ミホミュージアム訪問―バーネット・ニューマン 特異点としての《十字架の道行き》
画家の永瀬恭一さんと、芸術学の三松幸雄さんと共に、MIHO MUSEUMで行われた「バーネット・ニューマン 十字架の道行」展についての対話を収録しました。
詳細については、下記ブログの記事をご参照ください。