2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

須田一政写真展「子供の常景」

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日本橋のギャラリーパストレイズで、須田一政写真展「子供の常景」を見る。主に1970年代に日本各地で撮影された、子供達のスナップが並ぶ。一葉づつ丁寧に撮られた須田氏の写真は、被写体と枠(構図)との親和性が非常に高い。構図に対する意識が強いのは確…

てんぐのかずあそび

買い物袋

最近、スーパーへ買い物に行く際に、自前の買い物袋を利用している。些細なことだが、これで少しでも環境を汚す割合いが減少し、資源が無駄にならないことを思うと気分が良い。薄いビニール製とは異なり、確りとしているので食材を運ぶのが楽である。買い物…

球体写真二元論:細江英公の世界展 東京都写真美術館

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今年の年始に細江英公の写真を観に行った。異形なものや前近代的なモチーフを、過度にデザインされたフレームで捉えた細江の写真は以前から好きではなく、今回もそのことを確認しに行くだけになるかと思っていたが、展示室の一角に、ガウディの建築の外壁や…

画廊巡り

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ギャラリー小柳で小川百合展。画題はイギリスの古い図書館や、アメリカの劇場や映画館、ローマのボルゲーゼ庭園の階段など。様々な色の鉛筆を丹念に重ねることで、遠目には写真とも見紛うようなリアリティーを獲得している。近くに寄ってみると、手透きの和…

disPLACEment--「場所」の置換vol.2 倉重光則展 photographers'gallery

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美術作家の倉重光則氏は、1970年頃に野外で多くのゲリラ的な活動を行なっていた。その多くは、海に赤と青の絵具を大量に流したり、在日米軍の敷地内にある砂浜に、廃油で巨大な円相を描くといったように、ハプニング的な一回性に憑かれたものであったようだ…

世界一周記念日。日米航空協定により、1967年まで長らく日本が世界一周航路を持てない期間が続いていた。戦後、航空権益に強くこだわったアメリカだが、半世紀後に大規模な航空機テロを受ける日が来ることまでは予想していなかっただろう。その時点から、軍…

アルフレッド・ウォリス展

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東京都庭園美術館で開かれている、アルフレッド・ウォリス展を観にいった。アルフレッド・ウォリス(1855-1942年)は、若い頃漁夫として船に乗り、30代前半から50代までイギリスの西南端に位置するコーンウォール地方のセント・アイヴスで船具商を商い、20歳…

昨年末にすどう美術館で行なった、「TITEN」の展示風景です。